財団法人大妻コタカ記念会会長 井上 小百合

 大妻コタカ記念会は大妻女子大学、大妻高等学校、大妻多摩高等学校で学ぶ学生、生徒そしてその学校の卒業生で構成される同窓会組織です。
 新年度がスタートし、2020年度も新入生を新たな会員としてお迎えいたしました。
 しかしながら2020年は年明けから新型コロナウィルス感染拡大が全世界に及んでおり、年度の変わる3月から4月にかけて、希望に輝く若い人たちの姿を見ることができず、残念な気持ちでいっぱいです。早く収束に向かい、これまでのような日常が戻ってくることを願うばかりです。

 大妻コタカ先生は、「学校で勉強した人として、人格的にもっと磨かれ、学び得た知識をすべての生活によりよく活用できる人になっていただきたい」と教え諭されました。
 大妻で学ぶすべての人たちが、大妻コタカ先生の教えを生涯の糧としていかれることを願っています。そして、卒業した後も世代の違いを超えて、大妻という学びの場を持った者同士が繋がり、会員の皆様すべてが豊かな人生を歩んで行かれることを願うものです。

 大妻コタカ記念会では皆様の知的好奇心を高める文化講演会や生活に潤いをもたらす生涯学習講習会を毎年開催しております。
 詳細はこのホームページでご案内いたしますので、たくさんの方にご参加いただきますよう願っております。
 文化講演会や生涯学習講習会は会員以外の方も参加できますので、お誘いあわせの上おいでいただければ幸いです。

 大妻コタカ先生は勉学への志が極めて高く、1902(明治35)年、18歳でたった一人上京しました。幼少期に過ごした生家は三川ダム建設のため、現在の高台の地に1959(昭和34)年、移築されました。
 2017年、当主の熊田氏から大妻コタカ記念会へ寄贈され、生家の維持管理を大妻コタカ記念会が担うこととなりました。築数百年を超える手斧造りのこの家は、これまで熊田氏が丁寧に手を入れ大事に守ってこられました。
 是非多くの方に訪れていただき、コタカ先生の上京の思いを強くした地の風を感じていただきたいと思っています。
 この生家を利用して、「ごもくめし」という食事処が営まれています。ミシュランでも評価を得た食事が提供されますので、こちらも是非お楽しみください。

 大妻コタカ記念会はこれからも大妻学院との連携を大切に、大妻コタカ先生の『前進することが伝統を生かすことである』という言葉の通りに、しっかりと前を見据え前進していきたいと思っております。
 皆様にはご支援ご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2020(令和2)年  一般財団法人大妻コタカ記念会 会長 井上 小百合