12月8日(日)5年ぶりに「紅葉の集い」を開催することができました。
コロナ禍を経て、また国立劇場閉鎖により、今年は初めて歌舞伎座を会場とした集いとなりました。
遠くから駆けつけてきてくださった方もあり、また「新しくなった歌舞伎座にようやく来られました」という方もあり、楽しみにおいでいただいた気持ちが伝わってきました。
歌舞伎座前には開場前から多くの人が列をなし、人気の高さが伺えます。
演目は「あらしのよるに」。
きむらゆういち作の絵本「あらしのよるに」を原作に歌舞伎の演出を加えた新作歌舞伎で、オオカミ(中村獅童)とヤギ(尾上菊之助)の友情を描いています。
すでに南座や博多座での再演を重ねており、歌舞伎座でも8年ぶりの再演とのこと。
躍動感のある舞台で、座席を縦横に駆け回る場面もあり、時にはお囃子の方と演者のやりとりなど通常の歌舞伎では見ることのできない楽しさも満載。
座席には若い人や、子どもたちの姿も多くみられ、歌舞伎の新しい一面が垣間見られました。
来年の「紅葉の集い」もどうぞお楽しみに。