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特別講習会 「礼法によるお祝袋」の作成

大妻コタカ記念会主催の特別講習会「礼法によるお祝袋の作成」が、大妻同窓会神奈川の協力を得て、12月22日(土)10時より、横浜駅西口の「かながわ県民サポートセンター」にて開催されました。

講師は、大妻コタカ記念会 生涯学習講習会で講師をされている着物コンサルタント・着つけ礼法研究家の深井謙子先生です。先生は、あいにくの雨にもかかわらず、優しい黄色系統のお着物でお越しくださり、素敵な先生のお姿に、参加者一同「心地よい非日常」を感じるところから、講習会は始まりました。

 まず、小笠原流礼法の「折形」についてお話しをうかがいました。室町時代に、人様に物を差し上げるとき、和紙でくるんで差し上げたこと。その際、「神」につながる「(当時貴重だった)紙」に包むことで、中の物を一層尊い物としたとの事で、折形は、礼法の一つとしてずっと大切にされてきたそうです。

 

 

のし袋は近頃簡略化されていますが、奉書紙(ほうしょし)を、着物と同じく左を上に重ね、上下を折りたたんで水引をかけると言うのが正式な形。上下を折りたたむときの重ね方は、「幸せは 上から折って下から受けとめる。 悲しみは下から折って上から流す」と覚えると良いとのこと。これで、どちらか迷うことは無くなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日できあがったのし袋は、さっそく新年のお年玉を子どもや孫にあげるときに使いましょう。きっと「わぁ、きれい。どうやってつくったの?」と驚かれるはず。「ちょっと尊敬されると嬉しいわね。」と、参加者それぞれが、楽しいお正月を思い浮かべました。

他にも、のし袋の「熨斗アワビ」のこと、関東のおひな様はどうして京都と逆なのか・・・などなど。とても興味深いお話し、お知恵の数々は、今日の参加者だけが頂いたお土産になりました。興味を持たれた方は、ぜひ次の機会にご参加ください。「今日は思った以上に面白かったです!」というのは、今日の参加者で一番若い方の感想です。

最後になりましたが、深井先生、ご遠方をお越し頂きありがとうございました。また、大妻同窓会神奈川の片岡代表をはじめ、役員の方々がいろいろお骨折り、ご協力くださいましたことに感謝いたします。                     

                                      (2012年12月22日記)

                  

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大妻コタカ先生43年祭

12月3日(月)大妻コタカ先生の43年祭が大妻記念会館記念室にて執り行われました。

大妻コタカ先生は1970年(昭和45年)1月3日に亡くなられましたが、毎年その1か月前の12月3日に年祭を行っており、今年は43年祭になります。

 

 

 

大妻コタカ記念会からはお饅頭が供えられました。

 

 

靖国神社神官により祭事が進められ、斎主の祝詞が奏上され、参列した大妻学院理事・評議員による玉串が奉奠されました。

 

 

 

その後はバスで大妻家の墓所である多摩霊園に移動し、相並ぶ良馬先生、コタカ先生のお墓にお参りをしました。

 

 

寒い日ではありましたが、多摩霊園の木々の葉は赤や黄の鮮やかな色に染まり、参拝者の目を楽しませてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

                                   

                                   (2012年12月5日記)

 

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