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月別アーカイブ: 7月 2017
大妻コタカ先生の額
大妻女子大学博物館に大妻コタカ先生書になる「人己心気腹」の額が掲げられました。
この額は広島県世羅町で紡績関係の家業を営んでおられた松坂都さんからの寄贈を受けた伊藤妙子さんの特別のお計らいにより、このたび大妻学院に譲られ、博物館で皆様にご覧いただけるようになったものです。
コタカ先生は広島に戻られると、卒業生である松坂さんのお宅をよく訪ねられ、この書を残されたそうです。
ちなみに、この額は「人は大きく 己は小さく 心は丸く 気は長く 腹は立てず」という言葉の意味を文字の形で表現したもので、コタカ先生らしいユーモアにあふれるものです。
どうぞ直接ご覧になってください。
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卒業生へのインタビュー
大妻同窓会長野の皆さんのご協力により、2回にわたり卒業生へのインタビューができました。
第1回目は諏訪にお住いの原さんと熊澤さんのお二人。
原さんは諏訪高女卒業後の昭和16年、東京神田の岩波書店に勤務する傍ら大妻の夜学に通い教員免許を取得し、地元に戻り教員として長く勤務されました。
岩波の創業者である岩波茂雄は社員に夜学に通って勉強するよう勧め、原さんもその言葉で大妻に通うようになったとのこと。18年に卒業(繰り上げ)されますが、大妻の先生はみな立派で、今日の自分があるのは大妻で学ぶことができたおかげ、大妻に通ったことは誇りである、とお話しくださいました。
原さん(写真前列左)と村史の編纂作業で一緒になり、同窓であることが分かったという熊澤さん(写真前列右)は大妻出身の先生に大妻進学を勧められ、昭和28年に短大家政科に入学。瓶細工を習ったことなど当時の様子をお話しくださいました。
第2回目は伊那にお住いの松澤さんと小池さんのお二人。
松澤さん(写真前列右端)の通われていたのはコタカ先生が教職追放の時。助手の先生が「コタカ先生がこのようにおっしゃっています」というようにコタカ先生の教えを代弁されており、コタカ先生がいらっしゃらなくてもその教えは浸透していたこと、物のない時代での学びの様子などたくさんのことを伺い、お持ちいただいたアルバムも見せていただきました。
昭和41年3月卒業の小池さん(写真後列右端)は、学友会長をしていた大学3年生の時にコタカ先生の勲三等宝冠章受章のお祝いの言葉を述べたり、卒業式では送辞、答辞を述べる大変栄誉な役割を担ってこられ、当時の学生生活についてもいろいろお話しくださいました。
皆さんのお話を伺い、どの時代にあっても大妻では「学ぶ」ことの大切さを教え、「学び」がその人の人格形成をなし、その後の生き方の基盤をなすものであるという教えが続いていることを思いました。
快くお世話いただいた長野の同窓会の皆様に感謝申し上げます。
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特別企画展のご案内(in昭和館)
九段下の昭和館で、特別企画展「昭和を生き抜いた女性たち~大妻コタカと大橋鎭子らが生きた時代~」が、7月22日から9月10日(10:00~17:00 月曜休館)まで開催されます。
昭和という時代に、様々な困難に出会いながらも社会的に大きな活躍をした女性二人を取り上げた企画展です。
大妻コタカは大妻学院を創立し女子教育に情熱を注ぎ、大橋鎭子は『暮らしの手帳』を創刊し女性の暮らしを豊かにする雑誌を作るために活躍を続けた、ともに昭和を代表する女性です。
入場無料ですので、皆様どうぞ足をお運びください。
昭和館ホームページはこちらです http://www.showakan.go.jp
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大妻同窓会新潟の総会
7月9日(日)、大妻同窓会新潟の総会がアートホテル新潟において開催されました。
最高気温が30度を超える真夏日ではありましたが、一年に一度、こうして総会で顔を合わせることを楽しみにして皆さんお集まりになりました。
総会では、Ⅰ期目を務められた渡邊代表を始めとする役員の皆さんが、そのままⅡ期目も継続して務められることが承認され、予定された他の議事もすべて拍手をもって承認されました。
大妻コタカ記念会(井上)からは、千代田キャンパスが開設から100年目を迎え、校舎棟などが新たに竣工した大妻学院の現況や大妻コタカ記念会の事業への取り組みについてお話いたしました。
「大きく変わった様子を見学に行きたいわね~」という声も聞かれ、皆さんそれぞれに自分の学生時代を思い出しながら、発展する大妻学院に大きな期待を寄せておられました。
詩吟が披露されたり、すてきな歌声を聞かせていただいたり、食事をいただきながら話も弾み、和気あいあいの時間を過ごしました。
初めて参加された方からも「楽しかったです」という言葉をお聞きして、新潟を後にしました。
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大妻同窓会宮城の総会
7月2日(日)、ホテルメトロポリタン仙台において大妻同窓会宮城の総会が開催されました。
議事は滞りなく進み、昨年から暫定的になっていた役員が改めてこの総会で承認され、大妻同窓会宮城のさらなる結束を、という言葉が交わされました。
そして、この春の叙勲で、長く青少年の更生に力を尽くされ2度目の藍綬褒章を受章された藤江様と、めでたく米寿を迎えられた伊藤様に花束が贈呈され、皆様で喜び合いました。
この後はおいしいお食事をいただき、皆様からのお話を伺いました。
この会に初めて参加された方が2名いらっしいました。その方々は、同じ学校で学んだという共通点が、こんなにすっと入っていける雰囲気を作っているのだと感じ、思い切って来て本当に良かった、とお話しくださいました。
先輩からは生きる知恵を授かり、後輩からはエネルギーを受け、皆さんそれぞれに豊かな気持ちを得て、「また来年お会いしましょう」を合言葉に散会しました。
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