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月別アーカイブ: 11月 2017
紅葉の集い
11月19日(日)、「紅葉の集い」が国立劇場で開催されました。
恒例の歌舞伎鑑賞で、国立劇場11月の演目は「坂崎出羽守」と「沓掛時次郎」。
山本有三作「坂崎出羽守」は、山本有三が六代目尾上菊五郎のために書き下ろした史劇で、山本有三生誕130年の今年、36年ぶりの上演となるものです。
燃え盛る大阪城から徳川家康の孫千姫を救った武将坂崎出羽守が、千姫に寄せる想いと苦悩が細緻に描かれた作品です。
長谷川伸作「沓掛時次郎」は新国劇で上演されたのち、歌舞伎のレパートリーに取り入れられたもの。
渡世の義理と男の純情を描いた股旅物の代表作と言われており、今回の歌舞伎での上演は41年ぶりとなるものです。
いずれも長い間をおいての上演となる大変見ごたえのある作品で、ご参加いただいた皆様と共に楽しめた一日となりました。
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第2回文化講演会「山王祭と江戸文化」
11月11日(土)、今年度の大妻コタカ記念会文化講演会「祭りの様相」の第2回が開催されました。
今回のテーマは「山王祭と江戸文化」で講師は成城大学、立正大学で非常勤講師をされている滝口正哉先生。しばらく前まで四番町歴史民俗資料館の学芸員をされていた経歴もお持ちです。
江戸の世に天下祭と称された山王祭と神田祭。
山王権現(現日枝神社)と神田明神の祭礼のみ行列が江戸城に入り、北の丸で総軍の上覧に供することから「天下祭」といわれ、数ある祭りの中でも特別なものとされていたのでしょう。
それは資料としてご用意いただいた「諸国御祭礼番附」の最上位にこの二つの祭礼がきていることからもわかります。
この二つの祭礼は隔年交代で行われており、祭礼の費用は地主から徴収し、名主が段取りから警備・取り締まりまでを行っていたことや、祭礼行列が町を巡り江戸城に入場することこそが、江戸庶民の存在を将軍を含めた武士層に認めさせる最大の場面であったことなどわかりやすく説明していただきました。
また、資料の「山王御祭礼附祭番附」など大変興味深く、江戸の祭りの様子を思い浮かべながらお話を伺いました。
この時代の盛大な祭礼も明治期に入ると、将軍の上覧や江戸城への入城という特権がなくなり、山車を保持する氏子町の経済事情にもより、だんだんと形を変えざるを得なくなっていき、居場所を失った山車等は、関東周辺の都市に売却されたり、町内の倉庫に長く眠っていたものもあったとのことです。
そんな中、麹町で山車人形の一つである通称「てけてん小僧」が見いだされ、千代田区の文化財に指定されたということも伺いました。
江戸の中心部で盛大に行われた祭礼は、江戸文化のレベルを引き上げる大きな役割を果たしていたという先生の言葉が印象に残りました。
2回の文化講演会を通して、大妻のある千代田の地域の歴史を更に知ることができました。
今年度の文化講演会はこれで終了となりますが、おいでいただきました皆様どうもありがとうございました。
また次年度も足をお運びください。
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『クリスマス・フラワーアレンジ』講習会
11月9日(木)午前11時より同窓会神奈川協力のもと、大妻コタカ記念会主催の講習会が開催されました。
講師は、お母様と親子二代で大妻女子大学をご卒業の池田美知子さんです。
材料は作業しやすいように、机のうえにご準備いただいていて、片岡代表より講師のご紹介と記念会内藤の挨拶のあと、早速、作品作りに取り掛かりました。
まず、材料の確認と手順の説明がありました。
最初は果たして時間内に作品が出来上がるか心配でしたが、講師の池田さんの丁寧なご指導のもと、皆様、真剣に取り組んで、思い思いの作品ができあがりました。最後は全員で作品を持って記念撮影をいたしました。
同窓会神奈川はサークル「糸まき」の活動を通して、会員同士のつながりの深さを改めて感じました。片岡さま、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
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