月別アーカイブ: 6月 2018

コタカ先生の誕生日

今から134年前の明治17年(1884年)6月21日、大妻コタカ先生は広島県三川村久恵(現在の世羅郡世羅町)で、熊田小十郎の第六子(末子)として産声を上げました。

世羅町の大田庄歴史館館長の成安先生から「この辺りは昔は二毛作で、麦の刈入れが終わった後、6月に家族総出で田植えをしていた」というお話を伺いましたが、まさに農繁期の忙しい時期にコタカ先生は誕生したのです。

しかも「こんな忙しいときに生まれるなんて困った子だね」と言われるほどで、家族はいつしか「困った子」「こまった、こまった」と、あやすようになったということです。

それから5カ月して、稲の刈入れも済み農作業も一段落した11月に、家族は丸々太った「困った子」の籍を入れていないことに気付きます。名前も「困った子」では困るので、「コタカ」としたということです。

届を出した11月20日が戸籍上の誕生日となっており、後に、学校が設立され、学校記念日をこの11月20日に定めることになりました。

生前、コタカ先生は笑いながら、「私には2つの誕生日があります」とよくお話になっていました。

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「風そよぐコンサート」が開かれました

 

6月10日(日)、広島の世羅町の大妻コタカ先生生家で「第24回風そよぐコンサート」が、大妻コタカ記念会主催で開催されました。

企画から当日の運営まですべて、お食事処「ごもくめし」の伏原ご夫妻の協力により進められ、回を重ねてきたその重みを感じるコンサートになりました。

当日は心配されていた台風の雨の影響もなく、時には日も差すほどでしたが、暑くもなく気持ち良い陽気になりました。きっとここに来られた方、皆さんの普段の行いが良かったのでしょう。

早い時間からお客様が集まってこられ、「ごもくめし」お手製のお弁当をいただきました。「ごもくめし」のお食事は季節を感じる優しいお味で、いつもここでいただくのがとても楽しみです。

いよいよコンサートの始まり。

司会の「ごもくめし」奥様の由美子さんから、この生家が記念会の管理になったこと、ミシュランガイドで二度目のビブグルマンをいただいたことを皆さんにお伝えし(皆さんへのお土産にお赤飯が用意されました)、次に主催者として、私、井上がご挨拶をし、これまでこの生家を大切に管理されてこられた熊田喜賢さんに感謝状を差し上げました。

今回のコンサートは~湖面をわたる二胡のしらべ~とサブタイトルがついていますが、二胡を中心にサックスとキーボードが加わって、素敵なハーモニーが奏でられました。

二胡の演奏を間近で見て感動!

曲目は「蘇州夜曲」「シルクロード」など、「空山鳥語」では二胡で鳥のさえずりを表現しますが、実際に近くに来た鳥が合いの手のようにグッドタイミングのさえずりを挟んでくれるという場面もあり、まさに自然との一体感を感じました。

おいでになった方は皆さんとても楽しそうに曲に聞き入り、豊かなぜいたくな時間を過ごせたように思いました。

このコンサートがこの先も続けられることを願い、おいでいただいた皆様に感謝いたします。

 

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青葉の集い

 

6月3日(日)、今年の青葉の集いをホテルニューオータニにおいて開催いたしました。

大妻コタカ記念会の会員による総会に引き続き、大妻学院からのご来賓の方々に加わっていただき、今年は大妻学院創立110周年記念にちなみ、「あなたの知らない大妻の歴史」と題するスライドショーを皆さんにご覧いただきました。

解説は、会長の井上が担当し、大妻学院の110年の様々な角度からその歩みを振り返りました。千代田の地の変遷、手工芸教育の推進、特徴的であった展覧会や講習会、卒業生の活躍、コタカ先生の社会的な活動など、皆さんのご存じないエピソードや珍しい写真や懐かしい先生の写真を交えてご覧いただきました。

最後はコタカ先生の喜寿のお祝いでお話になったコタカ先生のお声を聞いていただいて、スライドショーを締めくくりました。

卒業生の方や教職員の方、皆さんがご自分の過ごした大妻でのころを思い出し、懐かしく、誇りに思っていただければ何よりのことと思っています。

その後はパーティーに移り、会長の井上の挨拶、大妻学院理事長・大学学長である伊藤正直先生のご挨拶をいただき、重吉博右常任理事の乾杯のご発声でおいしいお食事をいただきました。

伊藤先生、重吉先生から大妻学院の110周年に向けての事業や、多摩から千代田へ2つの学部の移動が完了しての様子、これからの大妻の展望などをお話いただきました。

お話を伺いながら、自分の臨んできたこれまでの周年事業を思い出し、この先、120年、130年…と発展していくことに大きな期待を抱きました。

途中にはホテルの方からメニューの説明もあり、ホテルの自慢のお料理に舌鼓を打ちながら、皆さんとの歓談が続きました。

青葉の集いには毎年、この春から母校である大妻学院に勤務されている11人の会員の方をお招きしています。母校のためにこれからの活躍を大いに期待するものです。

また、この日に合わせ、ご友人と遠方からおいでいただいた方もありました。

最後には恒例の新旧の校歌を、皆さんで斉唱して、今年の青葉の集いの幕を閉じました。

たくさんの皆様にご参加いただきましたことに心より御礼申し上げます。

また来年、皆様にお目にかかれますように。

引き続いて、「大妻地方代表者会議」が開催され、14の地方同窓会の代表者の方から、現状報告がありました。新しい方の入会を望む声はどこも共通のことでありますが、それぞれの同窓会で行われている行事については、他への参考になったものも多いように思われました。

遠方から来ていただいた代表の方もあり、さぞお疲れになったことでしょうが、ご協力いただけましたことにただただ感謝あるのみです。有難うございました。

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