月別アーカイブ: 3月 2015

福島の小学校へ Tシャツ贈呈式

東日本大震災から4年。原発事故の影響を受けて福島県大熊町立大野小学校と熊前小学校2校は、会津若松市の旧河東第三小学校への移転を余儀なくされました。

右の写真は、大熊町での4年前までの熊町小学校と大野小学校。

 

 3年前に大妻女子大学準教授水谷千代美先生による「被災地『きずな』プロジェクト」が発足しました。

被災地の小学生が元気に活動してほしいという願いを込めて、上記の2校に機能性Tシャツを寄贈する計画が大妻女子大学の「地域貢献プロジェクト」の一つとして昨年から進み、いよいよ318日(水)にその贈呈式が行われました。

このプロジェクトは3年前に岩手県釜石市内の小学校5校に、大学生とともに制作した機能性Tシャツを寄贈することから始まり、寄贈先の小学校に大変喜ばれ、プロジェクトの継続をという強い声を受け、今回はその中の一校である釜石市立白山小学校の児童との連携によるTシャツを福島県の小学校に贈るという計画で進められました。

寄贈先の小学校の選定にあたっては、卒業生のネットワークで小学校を紹介をいただきたいという依頼が大妻コタカ記念会に寄せられ、大妻同窓会福島代表の武藤みや子さんのご尽力によって、趣旨にぴったり合致した小学校をご紹介いただきました。

 武藤さんには、被災小学校2校に連絡を取っていただき、直接校長先生に会って趣旨を説明いただくなど、多大なお力添えをいただいて感謝に堪えません。

318日はまだ周辺には雪が残ってはいましたが春ももうすぐという中、水谷先生と学生7名、記念会から会長井上、そして武藤さんもおいでくださいました。

両小学校の1年生から6年生まで約130名が揃った体育館で、学生によるこのプロジェクトについての説明などが行われた後、Tシャツが渡されました。

汗をかいても快適で、肌にやさしく清潔に保つことができる機能を持ったこのTシャツを着て、小学生が元気にのびのびと体を動かし、大きく成長していってほしいと願うものです。

 

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狭山台校閉校式・新加賀寮竣工式

37日(土)大妻女子大学狭山台校閉校式と感謝の集いが開催されました。

大妻女子大学がそれまでの家政学部のほかに文学部を設置することで、昭和42年に狭山台校が開設され、48年間にわたり、家政学部、文学部の12年生(平成15年からは1年生だけ)の学びの場であった狭山台校でしたが、いよいよその役割を終え幕を閉じます。

花村理事長は、大妻コタカ先生が狭山台校をこよなく愛され、学生がグランドで談笑する姿が好きであったということを話され、コタカ先生のこのキャンパスに込めた思いを無にすることなく、今後の有効な利用について入間市と相談しながら検討していきたいと挨拶されました。

感謝の集いは、狭山台校の開設に尽力された大妻学院名誉顧問である長岡晃夫様の乾杯のご発声で始まり、狭山台校にゆかりの方からの思い出をお聞きしました。

元寮監長であった木村松子さんは、大妻コタカ先生が夏休みに寮に泊まりに来られ、身近にお会いすることができて大層嬉しかったことや、四季折々の狭山の美しさをお話されました。

先の狭山台校サヨナラ見学会で「木村先生はお元気ですか」とのご質問が多くの方から寄せられましたが、こうしてお話を伺う機会があったことを大変嬉しく思いました。

狭山台校に関わって支えてくださったたくさんの方々のおかげで、今日に至ったことに改めて感謝の思いを強くしたことでした。狭山台校は閉じられましたが、ここで学んだ人たちの心には様々な思い出が、これから先もずっと生き続けていくことでしょう。

 

 

翌3月8日(日)改築された新加賀寮の竣工式が執り行われました。地下1階地上6階建の寮は、「住むだけではなく、成長を促す場」を創出するというコンセプトで、新しい形の学生寮として生まれ変わりました。

大妻女子大学の掲げる「関係的自立」を構築できるような、個室6室と共用リビングからなるシェアルームを17室備え、また1人用の寮室は253室で、各階にはキッチンがあり、自炊もできる設備があります。

 

 

 

共用スペースとして食堂のほかトレーニングルームやレクリエーションルーム、和室も設けられ、充実の寮生活を送れるよう細かい配慮が随所に施されています。

大学への留学生の入学が進む中、留学生との交流を深め合い、異文化を肌で感じることができる寮生活を経験できることも、この寮の大きな特徴の一つになっています。

また、季節や光、風を感じられる憩いの場として中庭が4か所に配置され、それぞれに春、夏、秋、冬のテーマでその季節を彩る樹木が植えられています。この日には梅がきれいな花を咲かせていました。

他にも近隣の方も利用できるように、焼きたてのパンを提供するショップカフェも楽しみな場所となるでしょう。

新しく生まれ変わった加賀寮から、社会で活躍する自立した女性が巣立っていくことを願ってやみません。

 

 

最上階からの眺め

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文化講演会「発酵食品~味噌、醤油の知られざる魅力~」

228日(土)、大妻コタカ記念会の今年度文化講演会のテーマである「食文化」の二回目として、「発酵食品~味噌、醤油の知られざる魅力~」の講演会が角田潔和先生をお迎えし、大妻コタカ記念会館で開催されました。

農学博士である角田先生は、平成19年から発酵学者の小泉武夫氏と(株)小泉研究所を設立され、現在もともに研究を進められ、もろみ酢、黒甘酒、鮪魚醤などを開発、実用化されている醸造学、発酵学の権威でいらっしゃいます。

また、大妻女子大学でも授業を担当され、同大学の松本憲一先生のお世話によりこの日の講演に至りました。

今年2月の朝日新聞に掲載されていた天声人語の”味噌ガール”の記事や、「目玉焼きには何をかける?」という記事から和やかに講演が始まりました。(ちなみに記事では47%が醤油派、先生も醤油派だそうですが、醤油派が以外に多かったことに驚かれたそうです。同感です。)

講演の内容をご用意いただいたレジメを基に簡単にご紹介します。

味噌、醤油のルーツは中国南西部の蜀(今の四川省)で、そこから朝鮮半島を経て今から1000年以上前に日本に伝わってきました。

日本では醸造中のもろみの上澄液を醤油、固形物を未醤(ミショウ)と呼び、時を経て味噌と言われるようになったそうです。

味噌は大豆に米や麦や豆、それに食塩を原料とし、麹を加えて発酵熟成させたもので、その原料の違いによって米味噌(この出荷量が最多で全体の約8割)、麦味噌、豆味噌(八丁味噌はこの豆味噌)になります。

味噌には血圧上昇抑制や抗酸化性ほかの様々な効果が医学的見地からも報告されており、近年は海外のベジタリアンからも注目されています。

醤油は大豆、小麦、食塩を原料とし、麦麹を加えて発酵、熟成させて造ります。濃口、淡口(うすくち)、溜(たまり)、再仕込等の種類があり、料理によって、また地方によって使い分けされています。

醤油は1970年代にアメリカでテリヤキソースとして爆発的に広まり、その後ヨーロッパでもその味が認められ、寿司ブームによって世界の調味料としてますます広まっています。

最後にはご用意いただいた米味噌(信州味噌、仙台味噌、西京味噌)、麦味噌、豆味噌(八丁味噌)、金山寺味噌、そして濃口醤油、淡口醤油、溜醤油、再仕込醤油、白醤油(醤油は豆腐にかけて)を食べ比べて、味の違いを実感しました。

 

 

 

和食がユネスコ世界無形文化遺産に登録され、脚光を浴びている昨今、その深い味を演出する味噌や醤油に対する知識や魅力をたくさん教えていただき、参加された方からの質問にも答えていただいて有意義な講演会になりました。

27年度も皆様の興味ある内容で文化講演会を開催して参ります。

引き続き多くの方にご参加いただきますようお願い申し上げます。

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