11月29日、大妻同窓会岩手と共催で「大妻コタカ記念会寄席」を開催しました。
まず初めに2014年に発足した岩手大学落語研究会の皆様の漫才と落語。漫才は「天国と999」の河童さん、カキツバタさん、「海鮮ペガサス」のごせんぞさま、カキツバタさん。若々しい感性で身近な話題を題材にカキツバタさんが構成した「笑い」を、また落語が大好きという理工学部四年の笑話施亭二浪(わらわせてじろう)さんは着物に身を包み落語を一席披露してくださいました。
「立川談志師匠が生前認めた最後の真打」立川談修師匠は三席披露してくださいました。お寺の和尚さんが知らない言葉を知ったかぶりでごまかしたために大騒動になり最後は和尚さんが医者の前で赤っ恥をかくという「転失気(てんしき)」。気が長い「長さん」と気が短い「短七」の二人の性格の違いから生まれるズレが笑いを誘う「長短」。そして三席目は能登から江戸へ出てきた大食漢の長吉という青年が、破門され、身投げを考えていたが偶然出会った宿の主人と親方の助けで相撲の世界に入り、厳しい稽古の末、見事に出世して横綱「阿武松緑之助(おうのまつ みどりのすけ)」になるという、実在の力士をモデルにした痛快な出世物語「阿武松(おうのまつ)」。談修師匠の軽妙洒脱な語り口で噺の世界にぐんぐん引き込まれました。
会場としてお借りした専立寺の本堂はコンサートを開催する等、様々な催し
に開放しているそうです。当日、住職は出囃子を担当してくださいました。
同窓会岩手の赤坂代表は「大妻コタカ記念会寄席」の開催にあたり「一般の方々にも生の落語をたっぷりと楽しんでいただきたい。」という思いでこの講演会を企画してくださいました。上質な笑いに包まれ、とても充実した時間になりました。ありがとうございました。




