紅葉の集い

11月11日(日)、国立劇場において恒例の大妻コタカ記念会主催紅葉の集いを開催いたしました。

この日は11月とは言え、暖かい日でおいでになる皆様にとって良いお日和になりました。

この日の演目は通し狂言「名高大岡越前裁(なもたかしおおおかさばき)」で、国立劇場での上演は1972年(昭和47年)以来ということです。

内容は、八代将軍吉宗のご落胤と偽った天一坊が、悪事の末に捉えられ獄門に処せられた史実を基にした河竹黙阿弥の作品で、偽りの天一坊(市川右団次)を暴く見事な大岡裁きが見どころ。

芝居はテンポ良く進み、途中、伊賀亮(坂東弥十郎)と大岡忠相(中村梅玉)との丁々発止のやりとりも見事。これぞ歌舞伎の醍醐味といった感がありました。

おいでいただいた皆様とともに大いに楽しめた一日になりました。

観劇がお好きだったコタカ先生、そのお気持ちを引き継ぎ、また来年も「紅葉の集い」で皆様とお会いしたいと思います。

 

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