2021年度第1回文化講演会「令和の源泉 万葉集」

10月16日(土)大妻コタカ記念会文化講演会が開催されました。

昨年度の講演会はコロナウィルス感染拡大の影響でやむなく中止になりましたが、今年度は感染対策に十分配慮したうえで開催の運びとなりました。

今年度のテーマは「やまとうた『和歌』の世界」

第一回のこの日は「『令和』の源泉 万葉集」と題して、大妻女子大学准教授である倉住薫先生にご講演いただきました。

元号「令和」は、天平2(730)年の正月13日に大宰帥大伴旅人の邸宅で催された宴(通称 梅の花の宴)で詠まれた序文「時に 初春の令月にして 気淑く風和ぐ」が典拠とされている、ということからお話が始まり、その宴で詠まれた「序文」、「梅の花の歌32首」さらに「員外歌2首」「後追和4首」についてなど、興味深いお話の数々を伺い、すっかり万葉の世界に引き込まれていきました。

 

最後には質疑応答もあり、参加された方からは「内容が濃くとても良い講演会でした」という声が多く聞かれ、無事開催でき喜んでいただけたことに安堵いたしました。

第2回目は11月13日(土)柏木由夫(大妻女子大学名誉教授)による「平安時代の生活と和歌~定子主催の文化について」です。

どうぞお楽しみに。

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