講習会『韓紙(はんじ)工芸』

地方での講習会として、『韓紙(はんじ)工芸』講習会(中級編)が大妻同窓会埼玉の協力により、10月11日(金)大宮の川鍋ビルにおいて開催されました。

記念会から私(井上)とともに参加した担当の内藤も、昨年の初級を飛び越えての中級からの参加で、うまくできるだろうかという気持ちでいましたが、テーブルごとについて教えてくださる埼玉の役員さんのおかげで、参加した方々と和やかにおしゃべりしながら進めることができました。

まず、このような箱の完成を目指します。

 

 

 

 

 

 

 

 

箱の模様はテーブルによって異なり、カラフルなきれいな箱が出来上がりました。

家でお菓子を入れたり、思い出の品を入れておくのに丁度いいな~と嬉しく思いました。

箱が出来上がった人は、次に韓国風のし袋の制作。水引がキラキラしているのは、いかにも韓国風。

 

 

 

 

午後からは、小物入れ(リモコン入れ)の制作。用意された色とりどりの用紙の中から、自分好みの色を選び、貼り付けていきます。

色の組み合わせにより、作る人のセンスがきらりと光るステキな箱ができあがりました。

こうして皆さんとお話をしながら手を動かしてのとても楽しい一日がおわりました。

同窓会埼玉の皆様には、準備からすべてお世話になりました。感謝申し上げます。

 

 

 

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博物館講座「大妻コタカ先生と大田の庄 甲山」

大妻女子大学博物館収蔵資料の解説として、大妻コタカ記念会の共催である第1回講座が9月28日(土)午後開催されました。

この日は「大妻コタカ先生のふるさと甲山町に関連する資料の解説」をテーマとして、1時間30分真家教授が解説されました。

大妻コタカ先生の遺品の中から見つかった『古都甲山の展望』(昭和31年発行)という15ページからなる冊子をもとに、甲山を含む一帯の”大田の庄”と平家とのつながり、現在もこの土地に残る今高野と高野山との関係などについての解説がなされました。

さらに、昭和34年に完成した三川ダムに関する当時の新聞記事も用意され、ダムの底に沈む久恵部落の人々の悲しみや、離郷式に駆け付けたコタカ先生について掲載された記事が紹介されました。

コタカ先生没後見つかったたくさんの遺品の中の貴重な資料をもとに、このような資料解説が今後も続いていきますので、今回おいでになれなかった方も次回以降どうぞご参加ください。

 

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大妻神社の例祭

秋晴れのさわやかな日となった9月23日(月)、大妻家のルーツである長野県松本市梓川倭の大妻神社で秋の例祭が行われました。

大妻神社から例祭のご案内をいただき、私、井上が同窓会長野の役員の方3名とご一緒にこの例祭に伺いました。

昭和38年に再建されたという社は杉木立の中に建ち、落ち着いた雰囲気を漂わせています。

 

 

 

 

 

舞姫の衣装も整い、宮司さん、総代の方々との記念撮影に私も入れていただきました。

お祓いの後、舞姫による「浦安の舞」が奉納され、男衆が2台の舞台を境内に引き回して祭はクライマックス。

 

 

 

 

 

社の中には大妻コタカ先生が落成記念として書かれた額が掲げられていました。

また、総代の中のお一人からは、その方がまだ小さい頃、おじいさんの所によくコタカ先生がおいでになっていたというお話も伺いました。

 

 この石碑は「ごもくめし」にも載っている大妻氏館跡を示すもの。

大妻神社のすぐ近くの田んぼの中にポツンと立っており、この一帯が大妻氏の領地(東西八十間、南北九十間)であったことが示されています。

この石碑は昭和12年に長野県によって建てられたものです。

「大妻(おおづま)」の地は北大妻と南大妻とに分けられており、この場所は北大妻にあたるのだそうです。 

 

 

大妻神社から車で5分くらいの所にある「野々宮神社」にもコタカ先生ゆかりの額があると教えていただき、訪ねて行きました。

こちらはこの日が宵祭りで、その準備の中、親切に案内してくださいました。

このお宮にあったのは2枚の額。

 

 

 

 

 

左の額にはコタカ先生が次のように書かれています。

『めがさめて 見れば うれしや 今日もまた この世の中の 人とおもえば

今日一日腹を立てぬこと 今日一日うそをいわぬこと 今日一日わるくちをいわぬこと 今日一日何事も善意にかんしゃすること

昭和四十年九月二十二日大妻女子大学学長 大妻コタカ 八十一才』 

この額を見て、コタカ先生がよくこのことをお話しくださっていた姿が思い浮かんできました。

「大妻」を感じた一日はこのように過ぎ、皆さんに親切にしていただいたことに感謝して帰路につきました。

     

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卒業生からのお便り

「ふるさと」65号が皆様のお手元に届きましたか。懐かしい母校が、今大きく変貌を遂げつつある様子も見ていただけたと思います。

その「ふるさと」を読んで、昭和60年3月被服学科卒業の塩野(旧姓 野上)雅代さんが、現在のお仕事を通して改めて母校を想い、メールを寄せてくださいました。

ご本人の了解を得て、その内容をご紹介します。

『私は、仙波千代先生の卒論&小笠原ゆ里先生のゼミで学び被服学科を卒業後、府川俊枝先生の服飾工芸学研究室で助手として勤務したのち、地元茨城県で公立高の家庭科教諭をしています。

最近では「茨城県版家庭科学習ノート」も編集しました。大妻でお世話になっている教え子も少なくありません。

一方、平成14年には新教科・情報の教員免許も取得し、現在は主に「情報の先生」です。情報という教科はパソコンを使う場面が多く、IT機器に精通しているように周囲には思われていますが、やっぱり私は針と糸が大好き。週末にロックミシンでワンピースを縫いあげて、月曜日にはそれを着て出勤することも多くなりました。手作り服にビーズをあしらったり、バッグや帽子をお揃いで編んだりとオリジナルのおしゃれを楽しめるのも、30年前に被服学科で学ぶことができたからだとつくづく感謝しています。

昨秋同僚から、大妻の被服学科を公募推薦で受験する生徒の指導を頼まれました。その生徒はAO入試にもチャレンジしていましたが、準備不足で不合格。「どうしても大妻に入りたい。」「自分の選んだ服を着た人が幸せになるような仕事がしたい」という彼女を何とかしてやりたいと、推薦入試日までの短い時間で面接や小論文の指導を何度も行いました。やや気難しい生徒でしたが、私が大妻出身だと知ると少しずつお互いに打ち解けて、意欲的に指導を受けるようになりました。

彼女が持参した大学案内に助手仲間だった大網美代子さんが指導者として掲載されていることを誇らしく生徒に伝えたり、「恥を知れ」・「ごきげんよう」の精神を説明したり、と私にとっても充実した時間でした。母校への熱い思いを伝授し受験に送りだしましたが、残念ながら結果はまたもや不合格。

しかしながらその生徒は最後まであきらめることなく勉強を続け、今春一般入試で別の大学へと進学していきました。

今日届いた「ふるさと」で大妻女子大学の入試状況を読み、頑張ったその女子生徒を思い出しながらメールをさせていただきました。

教育の現場で日々働けることに感謝し、今後も指導に尽力していきたいと思います。』

 

大妻への入学が叶わずさぞ残念な思いをされたことでしょうが、教え子さんの夢が大きく開くことを願わずにはいられません。

教育現場でこうして頑張っている人から、大妻の教えが伝わっていくことが何とも嬉しく有難い思いがしました。

大妻コタカ先生は、「女性は良妻賢母であれ」と言われていた時代に、「良妻賢母にとどまらず立派な社会人であれ」と一歩先に行く考えを持ち、女性の自立を促されました。

今回塩野さんからのメールをご紹介しましたが、たくさんの卒業生が社会のあちこちで立派な社会人としての生き方をされています。

その様子を記念会までお知らせいただきたいと思っています。

たくさんの方からの投稿をお待ちしています。

 

 

 

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秋のごもくめし風そよぐコンサート

広島県の大妻コタカ先生の生家では、定期的に「ごもくめし風そよぐコンサート」が開かれています。

これは、生家を利用して営まれているお食事処「ごもくめし」の店主ご夫妻が地域や近県の皆さんに楽しんでいただこうと企画・運営されているもので、毎回趣向を凝らし回を重ねて来られました。

この秋には第15回目となり、

10月13日(日) 13:30 開演(13:00開場) の開催になります。

 

 

 

 

 

 

 

おいでになれる方はどうぞ奮ってご参加ください。

お問い合わせ・お申し込みは

「ごもくめし」  ℡ 0847-24-0033 (広島県世羅郡世羅町川尻914-1) まで。

 

 

 

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oxford語学研修から帰国

9月12日(木)、2週間の語学研修を終えた8名は無事に成田空港に降り立ちました。

 

日本とは違って寒いくらいの日もあったようですが、みな元気で「あっという間の2週間だった」と話しており、充実した楽しい2週間を過ごしてきた様子が伺われました。

 

 

また次回、たくさんの卒業生の参加を願っています。

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oxford 語学研修に出発

昨年に引き続き2回目となるOxford語学研修へ、今年は8名のメンバーで8月29日(木)成田空港から出発しました。

OxfordのHertford Collegeで学ぶ15日間のプログラムは、語学研修のほかロンドン市内の見学なども含まれ、充実した内容になっています。

学ぶ意欲に燃えた8名にとって、さぞ収穫の多いものになることでしょう。

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実用書道

今年度の生涯学習講習会では、新たに「実用書道」の講座が加わりました。

のし袋や受付の芳名帳に自分の住所や名前を書くなどの、日常の様々な場面で必要とされる「筆を持って字を書く」ことに、臆することなく、筆文字の美しさを楽しんで身につけていただきたくことを目指して、従来からの生涯学習講習会「書道」の講師である伊奈葉佐千子先生にご指導いただいています。

この日は講習の2回目。

皆さんのし袋を用意され、自分の名前を書くことが練習の中心。のし袋のしきたりについても教えていただきました。

「先生にお手本を書いていただいて、それに倣って練習した字と、最初にお手本なしで書いた字とこんなに違うわ。上手に書けるようになって嬉しいわ」と受講生は喜んでいらっしゃいます。

一人ずつ丁寧に見てくださって、お直しをしてくださるので上達も早いのでしょう。

 

 

 

 

 

皆さんとても熱心にお稽古をしていらっしゃるので、回を重ねるごとにメキメキと腕を上げられることでしょう。

日本文化の良さを感じる講座です。

 

 

 

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大妻同窓会埼玉の総会・講演会

梅雨明けの猛暑となった7月7日(日)、同窓会埼玉の総会が開催されました。

議事はスムーズに進み、埼玉県行田市の蓮の大使である人形造形作家の小暮照子さんによる講演会「蓮の音を聞く」に移りました。

埼玉の市原玲子代表が「天女のよう」とたとえた通り、講師の小暮さんのたおやかな物腰、話し方には、会場の皆さんが魅了されました。

行田市の天然記念物に指定されている「行田蓮」(古代蓮)は1400年~3000年前の蓮であるといわれており、公共施設の建設工事の際に、偶然出土した種子が自然発芽して甦り、一斉に開花した極めて珍しいこととして、行田市のシンボルになっています。

小暮さんは、彫塑、日本画を学びながら桐塑、胡粉の指導を受けられ、人形作家として日展に入賞されています。

蓮のスケッチをすることから蓮に魅せられ、風が吹くと揺れる蓮の姿が人間に見えるという思いから、蓮をモチーフにして人体を製作されるようになったそうです。

蓮の花には観音様がいらっしゃるのだから、蓮の花に失礼があってはならない、失礼がないように元気でなければならない、周りの人や環境に逆らいながら生きてはならない、そのような考え方が「蓮の心」であると、おっしゃいます。

人は、その人のドラマを一生作り続けていくことになり、その人の願い次第でいくらでもそれを膨らませ、幸せに向けていくことができる、出会えたご縁を大切にして、大事なものほどみんなで分け合って豊かに過ごしていきたいと、心に沁み入るお話はとても印象に残りました。

蓮の花の命は4日間、午前7:07の蓮が一番きれいとのお話です。

行田市には「古代蓮の里」がありますので、早起きをして出向いて「蓮の心」にふれることができるといいなと思う、心に残るご講演でした。

 

 

 

 

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古刹めぐり(大妻同窓会宮城)

東日本大震災から2年が経ち、傷心をいやすにはまだまだ時(とき)が必要です。

 大妻同窓会宮城では「あきらめないこと。どんな状況下でも自分の出来ることを探すこと。乗り越えられないことも確かにあるが、自分ひとりではない。人の輪を信じること」と『公立志津川病院 若き内科医の3.11』の著者である菅野武先生のことばを引用し、同窓生に大妻の絆を!と呼びかけ、同窓会活動をなさっています。

6月30日には、輪王寺と仙台市の北山一体の点在する伊達家ゆかりの5刹を巡る市内散策会が開催されました。

伊達政宗公夫人の愛姫と三男竹松丸のお墓のある「輪王寺」では、三重の塔の見える庭園に菖蒲が咲き、日本画の中に飛び込んだようでした。

回遊式の池では、鯉が間近に見え、栄養満点の鯉が水面から跳ねポチャリと大きな音をたて、「○○さんが池に落ちちゃったかと思ったわ・・・」と笑い声が響きました。

 

 

別名あじさい寺といわれる「資福寺」では、あじさいの咲く時期だけ呈茶があり一息。

 

 

 

 

 

 

 

 

  「東昌寺」では、樹齢500年を超える天然記念物『マルミガヤ』という大きなカヤの木があり、通常のカヤの実は楕円形ですが、この木は丸い実をつけるのが特徴で、そのためにマルミガヤと呼ばれるとか・・。

 

 

朝まで降った雨で木々や苔の緑が鮮やかでした。新鮮な空気を吸い、楽しく笑いながらの散策を楽しみました。

 

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