日別アーカイブ: 2016年11月14日

「フラワーアレンジメント」講習会(山梨)

地方における講習会として、『フラワーアレンジメント』が大妻同窓会山梨の協力のもと、11月13日(日)韮崎駅前ニコリで開催されました。好天に恵まれ、富士山が間近にみえました。

大妻同窓会山梨では、例年アクセサリー作りなどの講習会を会員同士の交流の場として開催しているそうです。今年は、記念会主催で一般の方にも参加していただく『フラワーアレンジメント』講習会を初めて開催の運びとなり、同窓会山梨の役員の方々はご準備が大変だったことと思います。

講習会は午後1時半からでしたが、山梨の役員の方は10時からご準備に当たられて、講師の藪本先生と助手の方、記念会内藤は11時に会場入り致しました。

まず、先生のご指導で会場の準備を整えて、打合せをした後、午後1時から受付開始。そして1時半から講習会が始まりました。

山梨の小川代表のご挨拶と記念会内藤の挨拶の後、司会より藪本先生のご紹介があり、先生からプリザーブドフラワー作成の手順についてご説明をいただき、早速作業に移りました。

見ていた時は簡単にできそうでしたが、いざ始めてみると、いきなりバラの花に針金を入れるところから悪戦苦闘でした。藪本先生や助手の方が細やかにご指導くださり、午後3時半には個性豊かなすてきな作品ができました。

 

最後に藪本先生を囲んで、参加者全員で記念写真を撮りました。アンケートでは、また開催してほしいとの声をたくさんいただきました。そして、今回、初めて一般の方をお誘いしての講習会を通して、同窓会山梨の方からは、大妻のことを地域の方に知っていただくいい機会になったとの感想を伺うことができました。

 

 

 

ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。

 

 

 

カテゴリー: 未分類 | 「フラワーアレンジメント」講習会(山梨) はコメントを受け付けていません

文化講演会「知られざるメルヘンの世界」第2回

1112日(土)、小春日和の穏やかな午後、今年度の「知られざるメルヘンの世界」をテーマとした文化講演会第2回が開催されました。

この日の演題は、大妻女子大学名誉教授である森義信先生による「メルヘンから見える歴史―シンデレラ・ストーリーを中心として―」で、我々の知らない歴史学を背景としたシンデレラ・ストーリーをお話しいただきました。

従来、メルヘンは主に児童文学や精神分析学の対象とされてきていましたが、メルヘンには前近代ヨーロッパ社会のあり様が如実に物語られており、その歴史情報を歴史家の手で解釈を施していく研究がなされてきているそうです。

この講演ではメルヘンに登場する母親、父親、家にいる女の子、そして旅する男の子の姿がメルヘンを理解するための前提として語られ、さらにメルヘンに潜むシンボルやメタファーについての解釈を教えていただきました。

特にシンデレラ・ストーリーの主要なモチーフである「靴」について、民俗学的、宗教的な意味も教えていただき、ディズニーアニメで知っているシンデレラとの違いを知り、大変興味深いものでした。

最後に、シンデレラの強い意志、女性として、妻として、母親としての覚悟が見て取れ、女性は覚悟さえ決めれば、男性よりも余程強く、肝が据わっている、王子も継ぎはぎだらけの仕事着姿のシンデレラを受け入れる見どころのある青年かもしれない、そのようなところが長く愛され続けているシンデレラ・ストーリーの魅力なのかもしれない、と結ばれました。

詳しいレジメをご用意くださり、楽しいお話しを聞かせてくださった森先生に感謝申し上げます。

写真はご用意いただいたアーサー・ラッカム(メルヘンやファンタジーの挿絵で知られる英国の挿絵画家)のシンデレラの挿絵。

カテゴリー: 未分類 | 文化講演会「知られざるメルヘンの世界」第2回 はコメントを受け付けていません